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古谷動物病院古谷動物病院FURUYA ANIMAL CLINICご予約

RADIOGRAPHY

レントゲン検査(X線検査)

からだの中の「形」を、一枚で見わたす

レントゲンは、からだの中の形を一度に広く見わたせる検査です。骨折や誤食、心臓の大きさ、肺の状態——短時間で、痛みもなく、多くの情報が得られます。当院ではデジタルレントゲン装置で撮影し、その場で画像を確認しながらご説明します。

  • 画像診断
ANESTHESIA麻酔・鎮静
通常は不要です(痛みが強い場合や、正確な体位が必要な撮影では鎮静を検討します)
FASTING絶食
通常は不要です(お腹の詳しい撮影では指示することがあります)
DURATION検査にかかる時間
撮影は数分。お預かりして行います
RESULT結果が出るまで
撮影後すぐに画像を見ながらご説明します

その子の状態・検査の目的によって変わることがあります。実際の進め方は診察でご相談ください。

レントゲン検査は、X線を当てて、からだの中の「形」を画像にする検査です。骨は白く、空気は黒く、その中間の濃さで臓器が写ります。短時間で広い範囲を一度に見わたせるため、多くの診察でまず最初に行う画像検査です。

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レントゲンで見えるもの

骨と関節

骨折・脱臼・関節の変形・骨の腫瘍などを確認します。膝蓋骨脱臼や股関節形成不全の評価にも欠かせません。

胸(心臓と肺)

心臓の大きさと形、肺の状態、気管の太さ、胸水の有無を見ます。咳や呼吸の異常で最初に行う検査です。

お腹

肝臓・腎臓・膀胱・腸の大きさと位置、結石、便やガスの溜まり方を確認します。誤食した物が写ることもあります。

全身のスクリーニング

腫瘍が見つかったとき、肺に転移がないかを調べます。健康診断でも、年齢に応じて胸とお腹を撮ることがあります。

当院ではデジタルレントゲン装置(DR)で撮影しています。フィルムの現像を待つ必要がなく、撮影から数十秒で画面に画像が出るため、その場で画像をお見せしながらご説明できます。明るさやコントラストを調整して見たい部分を強調することもでき、撮り直しも減らせます。

心臓の大きさを「数値」で見る

胸のレントゲンでは、心臓が大きくなっていないかを評価します。見た目の印象だけでは主観が入るため、背骨の長さを物差しにして心臓の大きさを数値化する方法(VHS:椎骨心臓スコア)を用います。数値にしておくと、半年後・1年後に撮った画像と客観的に比べられます。

心臓の弁や筋肉そのものの状態は、レントゲンでは分かりません。それを見るのは超音波検査(心エコー)の役割です。レントゲンで大きさと肺の状態を、超音波で中身を——この2つは役割が違い、多くの場合は両方を組み合わせます。

02

検査の流れ

  1. ステップ1診察で必要性をご説明します

    何を確かめたくて撮るのか、どこを何方向撮るのかをご説明します。妊娠の可能性がある場合や、過去の撮影歴がある場合は、このときにお知らせください。

  2. ステップ2処置室でお預かりして撮影します

    レントゲン室で、スタッフがからだを支えて撮影します。撮影自体は一瞬で、痛みはありません。多くの場合、数分でお返しできます。

  3. ステップ3必要に応じて向きを変えて撮ります

    原則として2方向以上を撮影します。立体を平面に写す検査のため、1方向だけでは重なって見えないものがあるからです。

  4. ステップ4画像を見ながらご説明します

    その場で画面に表示し、どこに何が写っているのかをお見せしながらご説明します。診察室で画面をご覧いただくことで、次に何をするかも一緒に決めていけます。

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被ばくについて ― 当院の考え方

X線を使う検査である以上、放射線を受けることになります。ただし、診断のための1回の撮影で受ける線量はごくわずかで、健康への影響は極めて小さいと考えられています。

そのうえで当院は、次のことを守っています。

  • 必要な撮影に限る。「念のため」で漫然と撮らず、何を確かめたいのかを決めてから撮影します
  • 撮影範囲を絞る。目的の部位だけに X線が当たるようにします
  • 撮り直しを減らす。デジタル装置で明るさを後から調整できるため、露出違いによる再撮影が必要ありません

妊娠している可能性がある方は、保定に入っていただくことはありません。必ず事前にお知らせください。

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他の画像検査との使い分け

検査得意なこと苦手なこと
レントゲン骨・全体像・空気とのコントラストが大きいもの(肺・消化管ガス)。広い範囲を短時間で軟部組織の内部構造。臓器が重なって見える
超音波お腹の臓器の内部、心臓の動き、液体の中身。リアルタイムで見られる骨の向こう側、空気の向こう側は見えない
CT細かい骨の構造、腫瘍の広がり、断面での立体的な把握当院に設備がなく、多くの場合は麻酔が必要
MRI脳・脊髄・軟部組織の詳細当院に設備がなく、麻酔と時間が必要

CT・MRIが必要と判断した場合は、提携する画像診断施設「CAMIC城南」へご紹介します。撮影した画像と所見は当院に共有されるため、結果をふまえた方針をご提案できます。撮影後にそのまま手術へ進む可能性が高い場合など、状況によっては別の施設をご紹介することもあります。

CAMIC城南のご案内(外部サイト)

なお、歯の根元や歯を支える骨の状態は、通常のレントゲンでは分かりません。専用の歯科用レントゲンで撮影します。歯科処置の際に行うため、詳しくは歯科・口腔外科のページをご覧ください。

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結果の見かた ― レントゲンで気をつけたいこと

もうひとつ大切なのが、過去の画像との比較です。心臓の大きさも、関節の変形も、1枚だけでは「もともとこうなのか、変化したのか」が分かりません。当院では撮影した画像を保管しています。他院で撮影されたものがあれば、ぜひお持ちください。

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さらに詳しく知りたい方へ(参考リンク)

より深く知りたい方のために、信頼できる情報源をご紹介します。外部サイトへ移動し、英語のページを含みます。気になる点は、遠慮なく担当獣医師におたずねください。

あわせて読む:超音波検査(エコー) 検査案内の一覧に戻る

費用について

検査の費用は、項目の数・院内で行うか外部の検査機関に依頼するか・麻酔の有無によって変わります。必要と考える検査は、目的と概算の費用をご説明したうえで進めますので、気になる点は遠慮なくお聞きください。ご予算に合わせて優先順位をつけることもできます。

はじめてご来院される方へ

ご予約から診察・治療方針のご提案までの流れを、わかりやすくまとめています。

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Q&A

よくあるご質問

レントゲンの被ばくは大丈夫ですか。
診断のための1回の撮影で受ける線量はごくわずかで、健康への影響は極めて小さいと考えられています。それでも当院では必要な撮影に限り、撮影範囲を絞る、撮り直しを減らすといった配慮をしています。妊娠している可能性がある場合は必ずお知らせください。撮影の必要性とリスクをご説明したうえで判断します。
麻酔は必要ですか。
多くの場合は必要ありません。スタッフがからだを支え、数分で終わります。ただし、痛みが強くて姿勢を取れない場合、股関節など正確な体位が診断を左右する撮影、呼吸が苦しくて動いてしまう場合などでは、安全と画質のために鎮静をご提案することがあります。理由は必ず事前にご説明します。
1枚だけでは分からないのですか。
原則として、向きを変えて2方向以上を撮影します。レントゲンは立体を平面に写すため、1方向だけでは臓器や骨が重なって見え、病変を見落としたり、無いものがあるように見えたりします。2方向で撮ることで、位置関係を立体的に把握できます。
他院で撮ったレントゲンを持って行ってもよいですか。
ぜひお持ちください。とくに大切なのは「過去との比較」です。同じ部位を時間を置いて撮った画像があると、変化が進んでいるのか止まっているのかが分かります。データはCD・画像ファイル・プリントのいずれでも構いません。
レントゲンで見つからない病気もありますか。
あります。レントゲンは形と密度の差を見る検査なので、臓器の内部構造や、ごく初期の小さな変化は写りません。お腹の中の詳しい構造は超音波検査、脳や脊髄はMRI、細かい骨の構造や腫瘍の広がりはCTのほうが得意です。目的に応じて組み合わせ、必要な場合は提携施設をご紹介します。

このページは一般的な情報提供を目的としています。実際の診断・治療方針は その子の状態によって異なります。個別の症状や薬の使い方については、 自己判断せず担当獣医師にご相談ください。