「よいフードを選べた。では、どれだけ与えればいいのか」——ここでつまずく飼い主さんは、とても多いです。パッケージの給与量表は幅が広く、その子の体格や活動量に合っているとは限りません。このページでは、獣医栄養学で使われる計算式をもとに、その子に合った量の「出発点」を一緒に見つけます。
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計算ツール
パッケージの「kcal/100g」を入力
体重を入力すると、1日の必要カロリーが表示されます。
※ 表示される数値は、獣医栄養学の標準的な計算式(RER=70×体重0.75、DER=RER×係数)にもとづく目安です。必要量には個体差があり、持病・薬・去勢避妊の有無などで変わります。実際の給与量は、体重と体型の変化を見ながら担当獣医師と調整してください。
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この計算の考え方(獣医栄養学の土台)
このツールは、獣医療で標準的に使われる2段階の計算にもとづいています。難しく見えますが、考え方はとてもシンプルです。
ステップ1:安静時に必要なカロリー(RER)を求める
まず、その子が一日じっと安静にしていても消費する最低限のエネルギー「RER(安静時エネルギー要求量)」を、体重から計算します。体の表面積に比例するため、単純な比例ではなく体重の0.75乗を使うのが特徴です。
ステップ2:その子の状態に合わせて調整する(DER)
次に、避妊去勢の有無・年齢・活動量・妊娠授乳などの「状態」に応じた係数をかけて、実際に1日に必要なカロリー「DER(1日エネルギー要求量)」を求めます。同じ体重でも、活発な子とのんびりした子では必要量が変わります。
ステップ3:フードの量に置きかえる
最後に、DER をお使いのフードのカロリー密度(100gあたり何kcalか)で割ると、1日に与えるグラム数が出ます。これを食事回数で分ければ、1回あたりの量になります。
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さらに詳しく知りたい方へ(参考リンク)
計算式や係数の根拠を、当院が拠りどころとする信頼できる情報源でご確認いただけます。外部サイトへ移動し、専門的な内容や英語のページを含みます。
- WSAVA 世界小動物獣医師会 グローバル栄養ガイドライン(英語) — 体重管理・エネルギー要求量の評価やツールをまとめた国際的な指針。ボディコンディションスコアの判定表もこちら。
- 小動物の栄養要求/MSD(Merck)獣医マニュアル・獣医師向け(英語) — RER・DER の計算式やライフステージ別の係数を専門的に解説。
- 飼い主のためのペットフード・ガイドライン/環境省 — 安全なフードの選び方・与え方の公的な手引き。

