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古谷動物病院古谷動物病院FURUYA ANIMAL CLINICご予約

GASTROENTEROLOGY & SOFT TISSUE SURGERY

消化器科・軟部外科

続く嘔吐や下痢、飲み込んでしまった——その不安に、内科と外科の両輪で。

消化器の不調は、犬・猫でとても多いお悩みです。当院では嘔吐・下痢・食欲不振などの原因を検査で見極め、内科治療から、異物の摘出や腫瘤の切除といった軟部外科手術まで、一貫して対応します。

  • 内科・外科

01

当院の消化器科・軟部外科について

「食べる」「消化する」「出す」は、生きる力の土台です。当院では消化器の内科診療と、お腹の外科手術を同じ科が担うことで、診断から治療まで切れ目なく対応します。

原因を見極めてから治す

嘔吐や下痢は結果であって、病名ではありません。感染・食事・炎症・異物・腫瘍など、背景を検査で見極めてから、その原因に合った治療を選びます。

内科と外科を、ひとつの科で

「まず内科、必要なら外科」を同じ科で判断できるため、方針がぶれません。内視鏡での低侵襲な処置から開腹手術まで、状態に応じて最適な手段を選びます。

負担の少ない選択を優先

体を大きく切らずにすむ内視鏡や、計画的な手術で、その子への負担をできるだけ小さくします。麻酔科との連携で、高リスクな子の手術にも備えます。

02

こんなサインはご相談ください

以下のような症状は、消化器の病気のサインであることがあります。くり返す・長引く場合は早めにご相談ください。

  • 嘔吐をくり返す・食べてもすぐ吐く
  • 下痢・軟便が続く、血や粘液が混じる
  • 食欲がない・食べたがらない
  • 体重が減ってきた
  • お腹が張っている・触ると痛がる
  • よだれが増えた・飲み込みにくそう
  • 異物・拾い食い・中毒の可能性があるものを口にした

03

主な対応疾患

急性胃腸炎

Acute Gastroenteritis

食事の変化・感染・ストレスなどによる急な嘔吐・下痢です。多くは対症療法と食事管理で回復しますが、脱水や他の病気が隠れていることもあり、症状が強い場合は検査で原因を確かめます。

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異物・誤食(消化管内異物)

Foreign Body Ingestion

おもちゃ・骨・布・紐などを飲み込み、消化管に詰まる状態です。放置すると腸が壊死・穿孔する危険があり、緊急対応が必要になることもあります。内視鏡または手術で摘出します。

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炎症性腸疾患(IBD)・慢性腸症

Inflammatory Bowel Disease

腸に慢性的な炎症が起こり、嘔吐・下痢・体重減少が続く病気です。食事療法・薬物療法で管理します。診断には他の原因の除外と、内視鏡による生検が重要です。

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膵炎

Pancreatitis

膵臓の炎症で、嘔吐・腹痛・食欲不振を起こします。犬膵特異的リパーゼ(Spec cPL)・猫膵特異的リパーゼ(Spec fPL)などの血液検査と超音波検査を組み合わせて診断し、輸液・疼痛管理・食事療法で治療します。

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肝臓・胆道の疾患

Hepatobiliary Disease

肝炎・胆泥症・胆嚢粘液嚢腫などです。元気消失・黄疸・食欲不振などがみられます。血液検査・超音波で評価し、内科管理のほか、胆嚢の外科的対応が必要になる場合もあります。

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巨大結腸症・便秘(主に猫)

Megacolon / Constipation

結腸に便が溜まり、排便が困難になる状態です。特に猫に多くみられます。食事・薬による管理を基本とし、重度の場合は外科的な対応を検討します。

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膀胱結石・尿路の外科疾患

Urolithiasis

膀胱にできた結石が、痛みや血尿、尿道閉塞の原因になります。食事療法で溶けるものもありますが、溶けない結石や閉塞のリスクがある場合は、手術で摘出します。

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消化器の腫瘍

Gastrointestinal Tumor

胃・腸・肝臓などにできる腫瘍です。嘔吐・下痢・体重減少・食欲不振が続く場合に疑います。腫瘍科と連携し、外科切除・内科治療・緩和ケアを含めて方針を検討します。

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04

診断の流れ

消化器の症状は原因が多岐にわたるため、順を追って絞り込みます。その子の負担が少ない検査から進めます。

  1. ステップ1問診・身体検査

    症状の経過・食事・生活環境・誤食の可能性などを詳しく伺い、お腹を触診します。緊急性の有無をまず判断します。

  2. ステップ2血液検査・糞便検査

    全身状態や炎症、膵臓・肝臓の値(Spec cPL/fPL など)、寄生虫の有無などを確認します。

  3. ステップ3レントゲン・超音波検査

    異物・閉塞・臓器の形や厚み・腫瘤の有無を確認します。超音波は消化管の壁の状態まで評価でき、無麻酔・低侵襲で行えます。

  4. ステップ4内視鏡検査(必要に応じて)

    胃・食道・腸の粘膜を直接観察し、異物の摘出や、確定診断のための生検を行います。体を切らずにすむ低侵襲な検査・処置です。

  5. ステップ5開腹手術・試験開腹(必要に応じて)

    腸の奥の異物・閉塞・穿孔、腫瘍の切除などは手術で対応します。診断と治療を兼ねて試験開腹を行うこともあります。

それぞれの検査の内容は、血液検査糞便検査レントゲン検査超音波検査のページで詳しくご説明しています。

05

軟部外科について

お腹の中の臓器や皮膚・皮下など、骨以外の部分の手術を軟部外科といいます。当院では消化器の外科を中心に、幅広く対応します。

消化管・腹部の手術

異物の摘出、腸閉塞の解除、膀胱結石の摘出、胆嚢の手術など、お腹の中の手術に対応します。術前評価から術後管理まで一貫して行います。

腫瘤・できものの切除

皮膚・皮下のしこりや、お腹の中の腫瘍を切除します。悪性が疑われる場合は切除範囲を計画し、腫瘍科と連携して対応します。

避妊・去勢手術

将来の病気(乳腺腫瘍・子宮蓄膿症・精巣腫瘍など)の予防にもつながる手術です。時期やメリット・デメリットを含めてご説明します。

麻酔科との連携

すべての手術で、麻酔専任スタッフによる術中管理を行います。高齢・持病のある子の手術も、リスクを評価したうえで安全に備えます。

06

当院の麻酔へのこだわり

お腹の手術は侵襲や痛みを伴うため、術中の安定した管理と術後の疼痛コントロールが回復を大きく左右します。当院では手術を行う獣医師とは別に、麻酔専任スタッフが術中のモニタリングに専従し、その子に合わせた麻酔を設計します。

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ご予約から診察・治療方針のご提案までの流れを、わかりやすくまとめています。

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Q&A

よくあるご質問

嘔吐や下痢は、どのくらい様子を見てよいですか。
元気と食欲があり、1〜2回で治まる軽い症状なら、半日ほど様子をみることもあります。ただし、何度もくり返す・ぐったりしている・血が混じる・お腹を痛がる・水も飲めない・異物を飲んだ可能性がある場合は、様子を見ずにご相談ください。特に子犬・子猫や高齢の子は脱水が進みやすく、早めの受診が安心です。
異物を飲み込んだかもしれません。どうすればいいですか。
できるだけ早くご連絡ください。飲んだもの・大きさ・時間によって対応が変わります。物によっては吐かせる処置が有効なこともありますが、鋭利なものや紐状のものは無理に吐かせると危険なため、自己判断で吐かせようとせず、まずご相談ください。レントゲンや超音波で位置を確認し、内視鏡または手術での摘出を検討します。
内視鏡と手術は、どのように使い分けるのですか。
胃や食道の異物、消化管の粘膜を調べる生検などは、体を大きく切らずにすむ内視鏡が第一選択になります。一方、腸の奥にある異物、腸が詰まっている・傷んでいる場合、腫瘍の切除などは開腹手術が必要です。異物の種類・場所・全身状態から、その子にとって負担と確実性のバランスがよい方法を選びます。
慢性的に下痢や嘔吐が続いています。検査で原因は分かりますか。
慢性の消化器症状には、食事の問題・炎症性腸疾患(IBD)・膵臓や肝臓の病気・寄生虫・腫瘍などさまざまな原因があります。血液検査・糞便検査・超音波などで順に絞り込み、必要に応じて内視鏡による生検で確定診断を目指します。食事療法で大きく改善するケースもあります。
手術の際、麻酔が心配です。
当院では手術を行う獣医師とは別に、麻酔専任スタッフが術中の管理に専従します。術前の血液検査などでリスクを評価し、その子に合わせた麻酔計画を立てたうえで、生体モニターで管理します。高齢や持病のある子でも、リスクを正しく評価して備えます。詳しくは麻酔科のページをご覧ください。

このページは一般的な情報提供を目的としています。実際の診断・治療方針は その子の状態によって異なります。個別の症状や薬の使い方については、 自己判断せず担当獣医師にご相談ください。