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古谷動物病院古谷動物病院FURUYA ANIMAL CLINICご予約

OPHTHALMOLOGY

眼科・眼外科

目の充血、目やに、見えにくさ。その小さなサインを、見逃さないために。

目は、症状が出たときにはすでに進んでいることが少なくない、時間との勝負になりやすい場所です。「片目が赤い」「目やにが増えた」「ものにぶつかる」——そんな小さな変化から原因を見極め、視力と快適さをできるだけ長く守ることを大切にしています。

  • 眼科

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当院の眼科・眼外科について

目は、犬や猫が「不調を隠しやすい」場所のひとつです。片目が見えにくくなっても、もう片方の目で上手に補ってしまうため、ご家族が気づいたときには両目で進んでいることも珍しくありません。だからこそ、小さなサインを手がかりに、その奥にある原因を見極めることを大切にしています。

原因まで見極めて診る

「目が赤い」「目やにが出る」は症状であって病名ではありません。その裏には、緑内障・角膜潰瘍・ぶどう膜炎・ドライアイなど、対応がまったく異なる病気が隠れています。眼圧測定・染色検査・涙液検査で、なぜ起きているのかを確かめてから治療します。

時間との勝負に、素早く

急性緑内障や深い角膜潰瘍は、数時間から数日で視力や眼そのものを失いかねない「眼の救急」です。当院では、まず緊急性を判断し、眼圧を下げる・痛みを抑えるといった初期対応を確実に行うことを重視しています。

内科から手術まで、選択肢を最大化

点眼による管理から、眼瞼内反症・チェリーアイなどの手術まで、その子の状態に合わせて選択肢を広げます。より高度な検査・手術が必要なときは、体制の整った提携施設をご紹介し、最適な次の一手を一緒に選びます。

02

こんなサインはご相談ください

以下のような変化は、目の病気のサインであることがあります。とくに「片目だけ」の急な変化は、早めの受診が視力を左右することがあります。

  • 白目が赤い・充血している
  • 目やに・涙が増えた、目のまわりが汚れる
  • 黒目(角膜)が白く・青白く濁って見える
  • 目をショボショボさせる・こする・開けにくそう
  • まぶたが内側に巻き込んでいる、まつ毛が目に触れている
  • 目頭に赤い膨らみが出てきた
  • 瞳の色や大きさが左右で違う、瞳が開いたまま
  • ものにぶつかる、暗い場所や段差を嫌がる、呼んでも反応が鈍い
  • 眼が大きく飛び出してきた・膨らんできた

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主な対応疾患

同じ「赤い目」でも、原因によって治療はまったく変わります。当院では、目の表面・まぶたのトラブルから、眼の中・視覚に関わる病気まで幅広く対応します。

目の表面・まぶたのトラブル

角膜潰瘍

Corneal Ulcer

黒目(角膜)の表面に傷ができる、痛みの強い病気です。外傷・逆さまつげ・ドライアイなどが原因になり、短頭種では乾燥や露出から起こりやすくなります。浅い傷から、放置すると穴があく(穿孔する)深い傷まで幅があり、深い潰瘍は「眼の救急」です。傷があるときのステロイド点眼は禁忌で、原因の治療とあわせて対応します。

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眼瞼内反症

Entropion

まぶたの縁が内側に巻き込み、まつ毛や被毛が角膜に当たって慢性的な刺激・痛み・角膜潰瘍を起こす病気です。短頭種や顔にしわの多い犬種、大型犬などに多く見られます。若齢の一時的な処置から、まぶたの形を整える手術まで、状態に応じて選びます。

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チェリーアイ(第三眼瞼腺脱出)

Cherry Eye

目頭にある第三眼瞼(瞬膜)の涙腺が飛び出し、赤い膨らみとして見える状態です。若い短頭種に多く見られます。この腺は涙の産生を担うため、切除するとドライアイを招きます。摘出ではなく「もとの位置に戻す(整復する)」手術が原則です。

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乾性角結膜炎(ドライアイ)

Keratoconjunctivitis Sicca

涙の量が減り、角膜と結膜が乾いて慢性の炎症を起こす病気です。ネバついた目やに・充血・角膜の色素沈着が特徴で、多くは免疫の関与で涙腺が障害されて起こります。シルマー涙液試験で診断し、涙の分泌を促す点眼などで長く管理していきます。

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結膜炎

Conjunctivitis

白目やまぶたの裏をおおう結膜の炎症で、充血・目やに・涙が見られます。これも「結果」であり、アレルギー・ドライアイ・まぶたの異常、猫では猫ヘルペスウイルスなどの感染が背景にあります。緑内障や角膜潰瘍が隠れていないかも確かめたうえで、原因に合わせて治療します。

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眼の中・視覚に関わる病気

緑内障

Glaucoma

眼の中の圧(眼圧)が上がって視神経を傷つける病気です。急性の発作では数時間から数日で失明することもあり、片目の急な充血・濁り・痛みは緊急のサインです。柴犬など好発犬種が知られています。眼圧測定で診断し、点眼・レーザー・手術で眼圧を下げて視神経を守ります。

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ぶどう膜炎

Uveitis

虹彩や毛様体など「ぶどう膜」の炎症で、痛み・充血・縮瞳・眼圧の低下などが見られます。目だけの問題ではなく、感染症や全身の病気が背景にあることが多く、原因を全身から探すことが大切です。放置すると続発緑内障や白内障、失明につながることもあります。

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白内障

Cataract

水晶体が白く濁り、視力が低下する病気です。遺伝性・加齢性のほか、糖尿病に伴って急速に進むこともあります。進行するとぶどう膜炎や続発緑内障を招くため、進み具合の把握が大切です。適応があれば、手術による視力の回復が期待できる場合があります。

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進行性網膜萎縮(PRA)

Progressive Retinal Atrophy

網膜が徐々に変性し、夜の見えにくさから始まって少しずつ視力が失われていく、遺伝性の病気です。痛みはなく進行するため気づかれにくいのが特徴です。根本的な治療は難しいものの、早く知ることで生活環境を整え、その子が安心して暮らせる工夫ができます。

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診断の流れ

「赤い目」「見えにくい目」の原因を切り分けることが、遠回りに見えていちばんの近道です。その子の負担が少ない検査から順に進めます。

  1. ステップ1問診・視診

    いつから・どちらの目に・どんな変化があったかを丁寧に伺い、左右を見比べながら目とまぶたの状態を確認します。ご自宅で撮った写真や動画も大きな手がかりになります。

  2. ステップ2眼圧測定(トノメトリー)

    痛みの少ない器械で眼圧を測ります。眼圧が高ければ緑内障を、低ければぶどう膜炎などを疑います。必ず左右を比較します。

  3. ステップ3染色検査・涙液検査

    フルオレセインという色素で角膜の傷(潰瘍)の有無を調べ、シルマー涙液試験で涙の量を測ります。目の表面のトラブルの多くは、ここで方向性が見えてきます。

  4. ステップ4眼の総合的な観察

    まぶた・結膜・角膜・前房・瞳孔・水晶体・眼底などを順に観察し、原因が表面にあるのか、眼の中や奥(網膜)にあるのかを見極めます。

  5. ステップ5全身の評価(必要に応じて)

    ぶどう膜炎や白内障など、全身の病気が背景に隠れていることがある病気では、血液検査・血圧測定・感染症検査などで全身の状態も評価します。

  6. ステップ6高度な検査が必要なとき

    隅角の精密評価や網膜電図など、専門的な機器・体制が必要な場合は、提携施設をご紹介します。当院はまず緊急性の判断と初期対応を確実に行い、最適な次の一手を一緒に選びます。

それぞれの検査の内容は眼科の検査のページで詳しくご説明しています。

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眼の救急について

眼の病気の中には、対応の早さがそのまま視力や眼を残せるかどうかに直結するものがあります。

当院の診療時間終了後(夜間)に急変した場合は、下記の提携夜間救急病院へ直接ご連絡ください。 昼の休診時間や休診日の日中は、当院で対応できる場合がございますので、まずは当院まで一度ご連絡ください。

当院への電話 03-3788-4688

当院提携の夜間救急病院

※ 記載の対応時間・連絡先は変更される場合があります。受診前に各院の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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治療・手術の考え方

眼科の治療は、「原因を治す」「痛みと炎症を抑える」「視力と快適さを守る」を組み合わせて進めます。ひとつの方法に頼らず、その子とご家族が続けられる形を一緒に選びます。

点眼・内科的な管理

多くの眼の病気は、原因に合わせた点眼や内服で管理します。緑内障やドライアイのように長く付き合う病気では、定期的に眼圧や涙の量を測りながら、必要な薬をできるだけ少なく保つことを目指します。点眼のコツも具体的にお伝えします。

眼外科(まぶた・眼表面の手術)

眼瞼内反症のまぶたの形を整える手術、チェリーアイの腺をもとの位置に戻す整復、難治性の角膜潰瘍への処置など、眼の外科的な治療に対応します。第三眼瞼腺は切除せず温存するなど、将来のドライアイを避ける方針を大切にします。

安全な麻酔・鎮静との連携

まぶたや角膜の手術、深い潰瘍の処置などで鎮静・全身麻酔が必要なときは、事前の状態評価にもとづいて薬を選び、生体モニターで管理します。「目の処置のためだけの麻酔」も軽く見ず、麻酔科と連携して安全に行います。

高度医療への橋渡し(1.5次診療)

白内障手術や網膜の精密検査など、より専門的な設備・体制が必要な場合は、体制の整った提携施設をご紹介します。ご紹介の前後で情報を共有し、その後の管理は当院で続けられるよう、かかりつけ医として伴走します。

目の病気は、早く気づき、早く動けるほど、残せるものが多くなります。「片目が赤いだけ」「少し目やにが増えただけ」という段階でのご相談も歓迎です。その子とご家族が幸せに過ごせることを目標に、選択肢を一緒に考えます。

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はじめてご来院される方へ

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Q&A

よくあるご質問

目が赤い・痛そうにしています。すぐ受診すべきですか。
はい、片目だけ急に赤くなる・黒目が青白く濁る・目をショボショボさせて痛がる——といった変化は、急性緑内障・角膜潰瘍・ぶどう膜炎など、早い対応が視力を左右する病気のサインであることがあります。「そのうち治るかも」と数日様子を見るのではなく、その日のうちにご連絡ください。眼の病気は、早く動けるほど残せるものが多くなります。左右の目を見比べて違いに気づいたら、写真や動画を撮っておいていただくと診察がスムーズです。
人間用の目薬や市販の目薬を使ってもいいですか。
自己判断での使用はおすすめしません。とくに角膜に傷(角膜潰瘍)があるときにステロイドの入った目薬を使うと、傷を悪化させ、穴があく(穿孔)方向に進めてしまう危険があります。市販薬には成分が分からないものもあり、かえって診断を難しくすることもあります。目の異常に気づいたら、まずは検査で原因を確かめてから、その子に合った目薬を選ぶのが安全です。点眼のコツもお伝えします。
目の検査は痛くありませんか。麻酔は必要ですか。
基本的な眼科検査の多くは、麻酔をかけずに短時間で行えます。眼圧測定(トノメーター)、フルオレセインという色素で角膜の傷を調べる染色検査、涙の量を測るシルマー涙液試験などは、痛みの少ない方法で実施します。まぶたや第三眼瞼の手術、深い角膜潰瘍の処置などで鎮静・全身麻酔が必要な場合は、事前に状態を評価し、麻酔科と連携して安全に行います。
目薬はずっと続けないといけませんか。
病気によります。角膜潰瘍や結膜炎のように、原因を治療すれば点眼をやめられるものもあります。一方で、緑内障・ドライアイ(乾性角結膜炎)のように「完治」より「上手に付き合って管理する」病気では、点眼を長く続けて眼を守ることが目標になります。定期的に眼圧や涙の量を測りながら、必要な薬をできるだけ少なく、無理なく続けられる方法を一緒に組み立てます。
視力が失われた目は、手術で見えるようになりますか。
病気の種類と進み具合によります。白内障のように、適応があれば手術で視力の回復が期待できるものもあります。一方、緑内障やPRA(進行性網膜萎縮)などで視神経・網膜が大きく傷ついた後は、視力を取り戻すことは難しいのが正直なところです。その場合でも、痛みを取り除いてその子が穏やかに暮らせるようにすることは、大切な前向きな選択です。まずは見えているうちにお会いできることが、いちばん重要です。

このページは一般的な情報提供を目的としています。実際の診断・治療方針は その子の状態によって異なります。個別の症状や薬の使い方については、 自己判断せず担当獣医師にご相談ください。