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古谷動物病院古谷動物病院FURUYA ANIMAL CLINICご予約

GENERAL PRACTICE

総合診療

専門化が進む時代だからこそ、その子の「全体」を診る。

総合診療は、当院が地域のかかりつけ医として最も大切にしている診療です。特定の臓器や病気だけを診るのではなく、あらゆる領域の知識を横断的に用いて全身を診ます。専門化が進む今の時代だからこそ、その子とご家族の暮らし全体を見渡すこの視点を、何より大切にしています。

  • かかりつけ

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当院の総合診療について

総合診療は、当院が地域のかかりつけ医として最も大切にしている診療です。症状や病名で受診先を決める前に、あらゆる領域の知識を横断的に使って全身を診て、その子にとって何が最善かを考えます。

地域のかかりつけとして、いちばん大切に

当院は地域のかかりつけ医として、総合診療を最も大切にしています。日々の小さな変化から、重い病気の入り口まで。その子の一生に寄り添い、全身を診続けることを何より重視しています。

あらゆる科の知識を、横断的に

体の不調は、ひとつの臓器だけで完結しないことがほとんどです。循環器・消化器・皮膚・整形など各領域の知識を横断的に用いて全身を診ることで、症状の奥にある本当の原因に近づきます。一般のかかりつけ医と大学病院の間をつなぐ1.5次診療の専門性を、総合診療のなかで活かします。

ご家族と一緒に決める

検査も治療も、こちらが一方的に決めるものではありません。何が分かって、どんな選択肢があり、それぞれに何を得て何を負担するのか。正直にお伝えし、そのご家族にとって納得のいく形を一緒に選びます。

02

なぜ、いま総合診療が大切なのか

動物医療でも専門化が進み、それぞれの領域で診断や治療が大きく進歩してきました。これはとても良いことです。その一方で、専門化が進むほど「皮膚は皮膚科へ」「心臓は循環器科へ」と診療が分かれ、科と科のあいだにこぼれ落ちる問題や、その子の全体像が見えにくくなるという課題も生まれています。ひとつひとつの病気は適切に診られても、それらの治療を足し合わせたものが、その子の暮らし全体にとって最適とは限りません。

だからこそ、専門化が進む今の時代にこそ、全体を横断的に診る総合診療の役割が、これまで以上に大切になっていると私たちは考えています。当院が総合診療を最も重視しているのは、このためです。

他院の専門科で治療を受けている場合も、総合診療の役割は変わりません。それぞれの診療科の知識を持ったうえで、いま受けている治療の意味を理解し、その子にとって全体として最適な形になるよう、各科の治療を見渡して調整します。専門的な治療と、その子らしい暮らしの両方を守ることが、かかりつけ医としての総合診療の務めだと考えています。

03

こんなときはご相談ください

はっきりした症状がなくても、「いつもと違う」「病院に行くほどではないかもしれない」と迷う段階こそ、総合診療の出番です。早く気づくことが、その後を大きく左右します。

  • なんとなく元気がない・寝ている時間が増えた
  • 食欲が落ちた/急に食べる量・飲む水の量が増えた
  • 体重が増えた・減った
  • 嘔吐や下痢をくり返す
  • 咳・くしゃみ・呼吸の変化がある
  • 健康診断や他院で「数値の異常」を指摘された
  • どの診療科を受診すればいいか分からない
  • 他院の複数の専門科にかかっていて、全体のバランスや治療の不整合が気になる(セカンド・サードオピニオン)

04

総合診療で対応する主な内容

日常の体調管理から、病気の入り口の見極めまで、幅広く対応します。

一般内科診療

嘔吐・下痢・食欲不振・元気消失など、日常でよくみられる不調に幅広く対応します。各領域の知識を横断的に用いて、原因を見極めます。

健康診断・ドック

身体検査・血液検査・尿検査・画像検査などを組み合わせ、全身の状態を確認します。年齢やその子のリスクに合わせてメニューをご提案します。

各種検査と評価

血液検査・レントゲン・超音波などの基本検査を院内で実施し、その場で結果をご説明します。次に何をすべきかの判断につなげます。

横断的な視点での診断

循環器・消化器・皮膚・整形など、複数の領域にまたがる症状も、各分野の知識を組み合わせて総合的に評価します。ひとつの視点だけでは見落としがちな原因も、横断的に診ることで捉えます。

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一般内科でよく診る病気

一般内科は、日常でよくみられる内科の病気全般を診る診療です。なかでも見落とされやすいのが、**ホルモンの異常で起こる病気(内分泌疾患)**です。「年のせい」と思われがちな変化——よく水を飲む、体重が増えた・減った、脱毛、元気がない——の背景に、治療で大きく改善できる病気が隠れていることが少なくありません。

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

Cushing's Syndrome (Hyperadrenocorticism)

副腎から「コルチゾール」というホルモンが過剰に分泌される病気で、中〜高齢の犬に多くみられます。多くは脳の下垂体の変化が原因です。

  • 主なサイン:多飲多尿、食欲が増す、お腹がぽっこり膨らむ、左右対称の脱毛、皮膚が薄くなる、筋力の低下、ハアハアと呼吸が荒い
  • 診断:血液検査に加え、ホルモンの反応をみる検査(ACTH刺激試験・低用量デキサメサゾン抑制試験)や腹部超音波で評価します。
  • 治療:多くは内服薬(トリロスタン)でコルチゾールの産生を抑え、定期検査で量を調整しながらコントロールします。

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甲状腺機能低下症

Hypothyroidism

甲状腺ホルモンが不足する病気で、中〜高齢の犬に多くみられます(猫ではまれ)。全身の代謝が落ちるため、ゆっくりと症状が現れます。

  • 主なサイン:元気がない・よく寝る、食べていないのに体重が増える、寒がる、左右対称の脱毛、毛づやが悪い、皮膚の色素沈着、顔つきがむくんで見える
  • 診断:甲状腺ホルモン(T4・遊離T4)とTSHを血液検査で測定します。
  • 治療:不足したホルモンを補う内服薬(レボチロキシン)を継続します。多くは投与により症状が大きく改善します。

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甲状腺機能亢進症

Hyperthyroidism

甲状腺ホルモンが過剰になる病気で、高齢の猫に非常に多いホルモンの病気です(10歳を超える猫の一部にみられます)。犬ではまれです。

  • 主なサイン:よく食べるのに痩せる、活動的で落ち着かない、よく鳴く、多飲多尿、嘔吐や下痢、毛づやの乱れ、心拍が速い
  • 診断:甲状腺ホルモン(総T4)を血液検査で測定します。
  • 治療:内服薬(メチマゾール/チアマゾール)、ヨウ素を制限した療法食、根治をめざす放射性ヨウ素治療などがあります。腎臓の状態とあわせて方針を決め、治療中も腎機能を確認します。

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糖尿病

Diabetes Mellitus

インスリンが不足する、または効きにくくなることで、血糖値が高いままになる病気です。犬・猫のどちらにもみられます。

  • 主なサイン:多飲多尿、よく食べるのに痩せる、元気の低下。進行すると食欲不振・嘔吐など(糖尿病性ケトアシドーシスは緊急事態)。犬では白内障を併発することがあります。
  • 診断:持続的な高血糖と尿糖の確認、フルクトサミンなどで評価します。
  • 治療:多くはインスリン注射と食事管理で血糖をコントロールします。ご自宅での注射はていねいにご指導します。猫では管理により寛解することもあります。

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アジソン病(副腎皮質機能低下症)

Addison's Disease (Hypoadrenocorticism)

クッシング症候群とは逆に、副腎のホルモンが不足する病気です。「元気がない・食欲不振・嘔吐下痢」など症状が漠然とし、良くなったり悪くなったりを繰り返すため、“見つけにくい病気”として知られます。

  • 主なサイン:元気・食欲の低下、嘔吐・下痢、体重減少、ときに虚脱。ストレス時に急激に悪化することがあります(アジソンクリーゼ=緊急事態)。
  • 診断:血液検査(電解質の異常など)とACTH刺激試験で確定します。
  • 治療:不足したホルモンを補う治療で、多くは良好にコントロールできます。

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そのほかにも、消化器(嘔吐・下痢・膵炎など)、腎臓・泌尿器、肝臓、循環器、皮膚、貧血など、内科の病気に幅広く対応します。専門的な領域は各診療科と連携して診ます。

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健康診断のすすめ

犬や猫は不調を隠します。症状が出る前に定期的に全身を確認しておくことが、病気の早期発見と、その子の元気な時間を延ばすことにつながります。

時期推奨頻度主な目的
若齢〜成犬・成猫(〜6歳ごろ)年1回基礎データの把握・生活習慣の確認
シニア期(およそ7歳以降)半年に1回加齢に伴う変化・慢性疾患の早期発見
基礎疾患のある子個別に設定治療効果の確認・進行のモニタリング

07

受診の流れ

その子の負担が少ない順に、段階を追って進めます。すべてを一度に行うとは限りません。

  1. ステップ1問診・身体検査

    気になる症状・生活環境・食事・これまでの経過を詳しく伺い、全身をくまなく触診・聴診します。ここで得られる情報が、その後の検査方針を決めます。

  2. ステップ2基本的な検査

    必要に応じて血液検査・尿検査・レントゲン・超音波などを行い、全身の状態を客観的に把握します。院内で実施し、その場で結果をご説明します。

  3. ステップ3評価と方針のご説明

    検査結果をもとに、今の状態・考えられる原因・選択肢を正直にお伝えします。分からないことは分からないと申し上げたうえで、次の一手を一緒に決めます。

  4. ステップ4継続的な管理・経過観察

    診断がついたら、治療と経過観察を続けます。より深い専門的な視点や、高度な検査・設備が必要な場合もその都度ご説明し、日常の管理はかかりつけとして継続します。その子の一生に伴走します。

それぞれの検査で何が分かるのか、麻酔や絶食は必要か、結果はいつ出るのかは検査案内でご説明しています。

はじめてご来院される方へ

ご予約から診察・治療方針のご提案までの流れを、わかりやすくまとめています。

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Q&A

よくあるご質問

どの診療科を受診すればいいか分かりません。
そのような場合こそ、総合診療にご相談ください。総合診療は、特定の科に振り分けるための窓口ではなく、あらゆる領域の知識を横断的に使って全身を診る診療です。症状や病名で迷ったときも、まず全身を診て必要な検査を組み立て、原因を見極めていきます。「まずどこに行けばいいか」を含めて、一緒に整理します。
特に症状はないのですが、健康診断は受けたほうがいいですか。
はい、おすすめします。犬や猫は不調を隠す動物で、症状が出たときにはすでに病気が進んでいることも少なくありません。若く健康なうちは年1回、シニア期(およそ7歳以降)は半年に1回を目安に、身体検査・血液検査などで全身の状態を確認しておくと、変化を早く見つけられます。
他院の複数の専門科にかかっています。全体を診てもらえますか。
はい、それこそ総合診療の大切な役割です。それぞれの専門科で適切な治療を受けていても、複数の治療を合わせたときに、その子にとって無理のないバランスになっているとは限りません。各領域の知識を持ったうえで全体を見渡し、治療同士の不整合がないか、その子らしい暮らしが保たれているかを一緒に確認します。他院に通いながらのセカンド・サードオピニオンも歓迎します。現在の検査データ・お薬・経過などをお持ちください。
高齢なので、あまり検査で体に負担をかけたくありません。
そのお気持ちはとても大切です。当院では「その子とご家族にとって必要な検査は何か」を一緒に考え、負担の少ないものから優先して進めます。すべてを一度に行う必要はありません。得られる情報と体への負担のバランスを、正直にお伝えしたうえで決めていきます。
総合診療では、どこまで診てもらえますか。
日常の体調管理から、多くの病気の診断・治療まで、総合診療で幅広く対応します。当院は総合診療を最も大切にしており、循環器・消化器・皮膚など各領域の知識を横断的に用いて、全身を総合的に診ます。当院だけでは難しい高度な検査・設備が必要な場合に限り、提携施設をご案内することもありますが、その後も当院でフォローを続けます。
最近よく水を飲む・おしっこが増えた気がします。様子を見て大丈夫ですか。
飲水量・尿量の増加(多飲多尿)は、クッシング症候群・糖尿病・甲状腺機能亢進症・腎臓病など、さまざまな内科疾患に共通する重要なサインです。「たくさん飲むのは元気な証拠」と見過ごされがちですが、体からのメッセージであることが少なくありません。目安として、犬で体重1kgあたり1日約100mL、猫で約50mLを超えるようなら、血液・尿検査での確認をおすすめします。気づいたら早めにご相談ください。

このページは一般的な情報提供を目的としています。実際の診断・治療方針は その子の状態によって異なります。個別の症状や薬の使い方については、 自己判断せず担当獣医師にご相談ください。