
EXAMINATION
検査案内
言葉にできない不調を、目に見える形にする。
犬や猫は、痛みや不調を隠します。だからこそ、からだの中で何が起きているのかを確かめる手段が必要です。当院で行っている検査について、何が分かるのか、麻酔や絶食は必要か、結果はいつ出るのかを、検査ごとにご説明します。
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WHY
なぜ、検査をするのか
動物は「昨日から胃のあたりが重い」と話してくれません。それどころか、体調が悪いほど、それを隠そうとします。ご家族が「なんとなく元気がない」と気づいたときには、すでに病気がある程度進んでいることも珍しくありません。
検査は、その言葉にならないサインを、数字や画像という共通の言葉に翻訳する作業です。診察室で私たちが見ているのは「異常な数値」ではなく、その子のからだで今どんなことが起きているのか、という話の筋道です。
もうひとつ大切なのが、元気なときの数値を知っておくことです。検査値には個体差があり、教科書的な基準値の中にいても、その子にとっては明らかな変化ということがあります。健康なうちに測っておいた値が、数年後にいちばん役に立ちます。
当院は検査を「とりあえず一式」で行いません。何を確かめたくてその検査をするのか、結果によって方針がどう変わるのかをご説明したうえで、ご家族と一緒に決めていきます。
EXAMINATIONS
検査から探す
当院で行っている主な検査です。それぞれのページで、何が分かるのか・どのように行うのか・結果をどう読むのかをご説明しています。
検体検査
血液・尿・便・細胞など、からだから採ったものを調べます。外から見えない臓器の状態を数字で確かめられます。
血液検査(CBC・血液化学検査)
血液は全身をめぐり、あらゆる臓器と接しています。だからこそ、少量の血液を調べるだけで、貧血や炎症の有無から、肝臓・腎臓のはたらきまで幅広く確かめられます。当院がふだん行っている血液検査について、何が分かるのかをご説明します。
詳しく見る尿検査
尿は、腎臓が休みなく働いた結果そのものです。血液検査の数値が動くより先に、尿には変化が現れます。採るのに痛みも麻酔も要らないのに、得られる情報がとても多い——尿検査は、そういう検査です。
詳しく見る糞便検査(検便)
便は、消化管の状態がそのまま出てきたものです。寄生虫の卵、消化しきれなかった成分、粘液や血液——小さなひとかけらを顕微鏡で見るだけで、下痢の原因やご家族への感染リスクまで分かることがあります。
詳しく見る細胞診・病理検査
「しこりに気づいた」——触っただけでは、良性か悪性かは分かりません。細い針を刺して細胞を採り、顕微鏡で確かめる。それが細胞診です。負担の小さな検査でありながら、その後の方針を大きく左右します。
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画像診断
からだの中の形を画像で見る検査です。骨・臓器の大きさや形、しこりの位置などを確認します。
レントゲン検査(X線検査)
レントゲンは、からだの中の形を一度に広く見わたせる検査です。骨折や誤食、心臓の大きさ、肺の状態——短時間で、痛みもなく、多くの情報が得られます。当院ではデジタルレントゲン装置で撮影し、その場で画像を確認しながらご説明します。
詳しく見る超音波検査(エコー)
超音波検査は、痛みも放射線もなく、臓器の内部と動きをそのまま見られる検査です。レントゲンが「形」を写すのに対して、エコーは「中身」を映します。心臓が動く様子も、腎臓の内部の構造も、リアルタイムで確かめられます。
詳しく見る歯科レントゲン検査
歯周病の多くは、歯ぐきに隠れた「見えない部分」で進みます。外から見て問題がなさそうな歯の根元が溶けていることも、逆に見た目の悪い歯が温存できることもあります。それを確かめるのが歯科レントゲンです。
詳しく見る内視鏡検査
内視鏡は、細いカメラを口や肛門から入れて、消化管の粘膜を直接見る検査です。飲み込んでしまった異物をその場で取り出せることもあり、開腹手術を避けられる場面があります。体への負担が小さいことが、最大の利点です。
詳しく見るCT・MRI検査(提携施設でのご案内)
レントゲンや超音波で分からないことがあります。脳や脊髄の中、腫瘍が周りにどこまで及んでいるか、複雑な骨折の立体的な形。そうしたときにCT・MRIをご提案します。当院に設備はないため、提携する画像診断施設へご紹介します。
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生体機能検査
心臓の電気の流れ、血圧、眼の中の圧力など、はたらきそのものを測る検査です。
目的別の検査
ひとつの目的のために、複数の検査を組み合わせて行うものです。
BY PURPOSE
こんなときに、どの検査をするか
実際には、症状や目的に応じて複数の検査を組み合わせます。ここに挙げるのは代表的な組み立て方で、その子の状態によって変わります。
元気だけれど、そろそろ健康診断を
症状が出る前に、その子の「平常値」を記録しておくための検査です。年齢によって組み合わせが変わります。
吐いている・下痢が続く
食事の問題か、消化管の病気か、あるいは他の臓器の病気が背景にあるのかを順に絞り込みます。
水をよく飲む・おしっこの様子が変わった
腎臓・膀胱・ホルモンの病気を調べます。腎臓は血液より先に尿に変化が出ることが多い臓器です。
手術・麻酔の前に
麻酔をかけても問題のない状態かを確かめます。当院では血液検査・胸部レントゲン(2方向)・腹部と心臓の超音波を組み合わせています。
気になる様子から病気を探したい方は症状から探すもご覧ください。何科にかかればよいか分からないままで構いません。まずは総合診療でお話をうかがいます。
IN-HOUSE & EXTERNAL
院内でできる検査と、外部に依頼する検査
検査には、院内の機器ですぐに結果が出るものと、外部の検査機関に依頼して数日かかるものがあります。当院は両方を使い分けています。
院内検査(結果は20分ほどから)
血球計算(CBC)は IDEXX プロサイト、血液化学検査は IDEXX カタリストで測定しています。一般的な項目に加え、CRP(炎症の指標)・総胆汁酸(TBA)・コルチゾール・T4(甲状腺ホルモン)といった項目も院内で測定できます。その日のうちに方針を決められることが、いちばんの利点です。
混み合っているときは、もう少しお時間をいただくことがあります。
外部委託の検査(一般的な項目で1週間程度)
院内では測定できない項目は、外部の検査機関に依頼します。よく使うものでは、遊離T4(FT4)・甲状腺刺激ホルモン(TSH)・血清アミロイドA(SAA)・NT-proBNP(心臓の負荷の指標)などが該当します。病理組織検査や細胞診の判定も、専門の検査機関に依頼します。
どちらを使うかは、その結果をいつ必要とするかで決めています。具合が悪くてその場で判断が要る場合は院内検査を。急いで結果を出す必要がない場合は、費用を抑えられる外部委託をお選びいただけます。
健康診断キャンペーンのように、多くの子の検査をまとめて行う場面では、血液化学検査を一括で外部に依頼しています。同じ条件で丁寧に測定でき、費用も抑えられるためです。
CT・MRIのように当院に設備がない検査は、提携する画像診断施設「CAMIC城南」へご紹介します。撮影した画像と所見は当院に共有されるため、結果をふまえた方針をご提案できます。撮影後にそのまま手術へ進む可能性が高い場合など、状況によっては別の施設をご紹介することもあります。
院内の機器については当院について(院内設備)でも写真とあわせてご紹介しています。
FLOW
検査当日の流れ
- 診察でご相談します気になる様子をうかがい、からだを診たうえで、何を確かめたいのか・そのためにどの検査が必要かをご説明します。ご予算や通院の都合に合わせて、優先順位をつけることもできます。
- 検査を行います採血や採尿は数分で終わります。レントゲンや超音波は、処置室でお預かりして行うことがあります。動くと危ない検査では、安全のために鎮静をご提案する場合があります。
- 結果をご説明します院内検査は20分ほどから結果が出ます。数値や画像をお見せしながら、何が分かったのか、次に何をするのかをご説明します。外部に依頼した項目は、結果が届き次第ご連絡します。
- 結果をお渡しします検査結果はお持ち帰りいただけます。前回との比較が次の診断の材料になりますので、保管をおすすめします。
FOR ANXIOUS PETS
こわがる子・興奮してしまう子の検査について
動物病院が苦手な子はたくさんいます。診察台で固まってしまう、触ろうとすると威嚇する、じっとしていられない——これは性格の問題ではなく、恐怖に対する正常な反応です。
無理に押さえつけて検査をすると、その場は終わっても「病院=こわい場所」という記憶が強く残り、次の来院はもっと大変になります。私たちがいちばん避けたいのは、それが理由でご家族が受診をためらい、必要な検査が遅れることです。
そこで当院では、次の2つの方法をご提案しています。どちらも「無理に押さえつけない」ための手段です。
検査のときの鎮静
注射で眠気とリラックスをもたらし、落ち着いた状態で検査を受けていただきます。動くと危ない検査、正確な体位が必要な撮影、痛みを伴う処置のほか、強く怖がる・興奮してしまう場合にもご提案します。必要性と方法は、必ず事前にご説明します。
「うちの子は病院で暴れるから」と受診をためらっている方こそ、一度ご相談ください。その子に合った受け方を一緒に考えます。
Q&A
よくあるご質問
- 検査に麻酔は必要ですか。
- 血液検査・尿検査・糞便検査・レントゲン・超音波は、基本的に麻酔をかけずに行います。動くと危ない検査や、痛みを伴う処置、内視鏡・歯科レントゲンなどは鎮静や全身麻酔が必要です。麻酔が必要な検査は、その理由と事前の準備を必ずご説明してから進めます。
- 検査の前に食事を抜く必要はありますか。
- 血液検査で正確な値を出すには、8〜12時間ほど食事を抜いていただくのが理想です。食後は中性脂肪などが上がり、血液が濁って測定に影響することがあります。ただし、子犬・子猫や糖尿病の管理中の子など、絶食そのものが負担になる場合は指示が変わります。事前にご相談ください。お水は通常どおりで構いません。
- 検査結果はいつ分かりますか。
- 当院の院内検査は20分ほどから結果が出ます。混み合っているときは、もう少しお時間をいただくことがあります。外部の検査機関に依頼する項目は、一般的なものでおおむね1週間程度かかります。お急ぎでない検査は、費用を抑えられる外部委託を選ぶこともできます。
- 検査結果の紙は、あとから見返せますか。
- はい。検査結果はお渡しし、内容をご説明します。数値の意味は各検査のページでも解説していますので、ご帰宅後に読み返していただけます。前回・前々回との比較が診断の材料になるため、過去の結果もぜひ保管しておいてください。
- 他院で受けた検査の結果を持って行ってもよいですか。
- ぜひお持ちください。血液検査の数値・レントゲンやエコーの画像・診断書などがあると、同じ検査を繰り返さずに済み、時間の経過による変化も読み取れます。データはコピーでも画像でも構いません。セカンドオピニオンのご相談も歓迎します。
INFORMATION
受診のご案内
〒142-0064 東京都品川区旗の台4-4-19
- 東急大井町線・池上線「旗の台駅」より徒歩5分
- 東急大井町線「荏原町駅」より徒歩3分
病院前に1台分駐車できます。使用中の場合は近隣の提携パーキングをご利用ください(1時間分のサービス券をお渡ししています)。
ご予約優先制です。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜11:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | − |
| 16:00〜18:30 | ● | ● | ● | ● | ● | 16:00〜18:00 | − |
休診日:日曜日・祝日
- 土曜日の午後は18:00までとなります。
- 初診は随時受け付けております。
- 往診・トリミング・麻酔処置は事前のご予約が必要です。
このページは一般的な情報提供を目的としています。実際の診断・治療方針は その子の状態によって異なります。個別の症状や薬の使い方については、 自己判断せず担当獣医師にご相談ください。
