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古谷動物病院古谷動物病院FURUYA ANIMAL CLINICご予約

FOR NEW PUPPY & KITTEN FAMILIES

子犬・子猫を迎えた方へ

最初の1年でやることを、1ページにまとめました。

新しい家族を迎えた喜びと一緒に、「いつ病院へ行けばいい?」「ワクチンは何回?」「しつけはどうすれば」という不安もあるかと思います。お迎え直後にすること、月齢ごとの予防のスケジュール、社会化やお家の安全対策まで、最初の1年の道すじをまとめました。分からないことは、どうぞ遠慮なくご相談ください。

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FIRST WEEK

お迎えから最初の1週間

お迎えしたばかりの子犬・子猫にとって、環境の変化は大きなストレスです。かわいくてつい構いたくなりますが、最初の数日は「静かに過ごさせ、よく観察する」ことを優先してください。この時期の下痢や食欲の低下は、環境の変化だけが原因とは限りません。

食事は、前と同じものを続ける

環境が変わったばかりの時期に食事まで変わると、お腹をこわしやすくなります。フードを変えたい場合も、まずは同じものを続け、落ち着いてから1週間ほどかけて少しずつ切り替えます。

静かな居場所をつくる

ケージやベッドなど「ここにいれば安心」という場所を用意し、寝ているときはそっとしておきます。来客や長時間の抱っこは、慣れてからにしましょう。

毎日、記録をつける

食べた量・便の状態・元気さ・体重をメモしておくと、変化に早く気づけます。診察の際にも大きな手がかりになります。写真や動画も役立ちます。

FIRST VISIT

初めての受診で、私たちが診ること

最初の受診は、病気を治すためではなく「その子のスタート地点を記録する」ための時間です。元気な今の状態を知っておくことが、この先の変化に気づく土台になります。

  1. ステップ1全身の身体検査

    目・耳・口の中(噛み合わせ・乳歯)、皮膚と被毛、お腹の張り、へその状態、関節の動き、そして心臓の音を確認します。生まれつきの心雑音、臍ヘルニア、停留精巣、膝のゆるみ(膝蓋骨脱臼)など、この時期に見つかるものがあります。

  2. ステップ2体重測定と成長の確認

    体重は健康のバロメーターであり、お薬の量を決める基準にもなります。成長期は変化が速いため、予防で通院するたびに記録していきます。

  3. ステップ3便検査と駆虫

    子犬・子猫は、母親から、あるいは前にいた環境で寄生虫をもらっていることが少なくありません。回虫のように人にも感染しうるものもあります。便を顕微鏡で確認し、必要に応じて駆虫薬を使います。駆虫は1回で終わりではなく、成長に合わせて複数回に分けて行うのが一般的です。

  4. ステップ4予防スケジュールの設計

    ワクチン証明書を確認しながら、混合ワクチンの残り回数、狂犬病予防注射(犬)、フィラリア・ノミダニ予防の開始時期をまとめて組み立てます。次にいつ何をするかを、その場でお渡しします。

お持ちいただきたいもの

  • ワクチン接種証明書(ペットショップ・ブリーダーからお迎えの場合)
  • 当日の便(小指の先ほどの量で十分です)
  • 今食べているフードの名前と量(袋の写真でも構いません)
  • マイクロチップの登録証明書(お持ちの場合)
  • 気になっている様子の動画(咳・ふらつき・下痢など)

来院時の注意点(猫はキャリーケースで、犬はリードで、など)や初診の流れは「はじめての方へ」で詳しくご案内しています。

SCHEDULE

月齢別・予防のスケジュール

最初の1年でやることを、時間の流れに沿って並べました。あくまで一般的な目安です。すでに受けた接種の内容やその子の体調によって変わりますので、実際のスケジュールは診察で組み立てます。

※ 月齢はいずれも目安です。ワクチンの回数・種類はその子の生活環境に合わせてご提案します。
時期
お迎え後、数日〜1週間以内初めての健康チェック(身体検査・体重・便検査)。お家での様子が落ち着いた頃に。初めての健康チェック(身体検査・体重・便検査)。お家での様子が落ち着いた頃に。
生後6〜8週齢混合ワクチン 1回目(犬のワクチン3種混合ワクチン 1回目(猫のワクチン
生後9〜12週齢(1回目から3〜4週後)混合ワクチン 2回目。レプトスピラのワクチンはこの回から開始します。3種混合ワクチン 2回目。
生後91日(約3か月)以降狂犬病予防注射+区への登録(法律上の義務)。混合ワクチンから1〜2週間あけて接種します(狂犬病予防注射—(猫に接種義務はありません)
生後14〜16週齢以降(必ず16週齢超)混合ワクチン 3回目。母犬からの移行抗体の影響が消える時期に行う、いちばん大切な接種です。3種混合ワクチン 3回目。母猫からの移行抗体の影響が消える時期に行う、いちばん大切な接種です。
3回目の接種から4週後〜抗体検査(ワクチチェック)で免疫がついたかを確認できます。—(猫では抗体検査を積極的にはおすすめしていません)
体重が量れるようになったらフィラリア予防ノミ・マダニ予防の開始。成長期は体重が変わるためお薬のサイズも変わります。ノミ・マダニ予防(室内飼いでも必要)と、生活環境に応じてフィラリア予防
生後6か月頃〜避妊・去勢手術のご相談。犬は体格・犬種によって適した時期が異なります避妊・去勢手術のご相談。猫は生後6か月齢前後が目安です。
1歳〜1年後の追加接種と、年1回の健康診断へ。ここからは大人としての健康管理が始まります。1年後の追加接種と、年1回の健康診断へ。ここからは大人としての健康管理が始まります。

REGISTRATION

犬の登録とマイクロチップの手続き

子犬・子猫を迎えたときには、医療とは別に「手続き」もあります。うっかり忘れやすいところなので、最初の受診のときに一緒に確認しています。

マイクロチップの変更登録(犬・猫)

ペットショップやブリーダーから迎えた子には、すでにマイクロチップが装着・登録されています。飼い主さまは、譲り受けた日から30日以内に所有者情報を自分に切り替える「変更登録」を行う必要があります(環境省のオンラインシステム)。装着されていない子への装着は努力義務です。

犬の登録と狂犬病予防注射

生後91日以上の犬は、飼い始めた日(または生後91日を過ぎた日)から30日以内に区市町村への登録が必要です。あわせて毎年1回の狂犬病予防注射が法律で義務づけられています。マイクロチップを登録することで区への登録を兼ねられる特例制度もあります。

品川区での登録・注射済票の手続き、マイクロチップ特例の詳細は狂犬病予防注射のページでご案内しています。

SOCIALIZATION

社会化と、「病院が苦手」にさせないために

子犬・子猫の時期には、新しいものを怖がらずに受け入れられる特別な期間があります。犬はおおむね生後3〜14週齢、猫は生後2〜7週齢が、その感受性の高い時期(社会化期)とされています。この時期にいろいろな人・音・場所を「怖くないもの」として経験しておくことが、生涯の暮らしやすさを左右します。

悩ましいのは、この時期がワクチンの完了前と重なることです。米国の獣医行動学の団体(AVSAB)は、1回目のワクチンから7日以上あいていれば、衛生的に管理された安全な環境での社会化を進めてよいという立場を示しています。不特定多数の犬が集まる場所や他の犬の排泄物がある場所は避けながら、その子に合った進め方を一緒に考えましょう。

お家でできる練習

体のいろいろな場所(口・耳・足先・爪)をやさしく触られることに慣らします。おやつと組み合わせて、短時間から。将来の投薬・爪切り・診察がぐっと楽になります。

キャリーとお出かけの練習

キャリーは普段から部屋に置き、中で寝られる場所にしておきます。猫は洗濯ネットに入れてからキャリーへ入れると、診察時のストレスが減ります。車に短時間乗る練習も有効です。

「病院は怖くない」を先に教える

体調が悪くないときにも来院し、体重を量っておやつをもらって帰る。それだけで病院の印象は変わります。予防の通院は、その練習の機会でもあります。

FOOD & GROWTH

食事と体重 — 成長期のつくり方

成長期は、一生のうちで最も栄養の要求が高い時期です。主食には「総合栄養食」で、成長期(グロース)または全ライフステージ対応のものを選びます。成犬・成猫用のフードだけでは、育つために必要な栄養が足りません。

  • 回数:消化能力と血糖の安定のため、幼いうちは1日3〜4回に分けて与えます。成長に合わせて回数を減らしていきます。
  • 量:パッケージの表示は目安です。実際には体重の増え方と体つき(BCS)を見ながら調整します。太らせすぎは関節への負担になり、痩せすぎは発育に影響します。
  • おやつ:1日に必要なカロリーの1割程度までを目安に。しつけのごほうびは、主食のフードを取り分けて使うのも良い方法です。
  • 切り替え:フードを変えるときは1週間ほどかけて少しずつ。急な変更は下痢の原因になります。

HOME SAFETY

お家の安全対策

この時期に多いのは、病気よりも事故です。好奇心が強く、何でも口に入れて確かめます。迎える前に、部屋を「子犬・子猫の目線」で見回してみてください。

誤飲・誤食

ひも・靴下・おもちゃの部品・ボタン電池・薬・たばこ。とくに猫はひも状のものを飲み込むと腸に重い損傷を起こします。ユリ科の植物は猫にとって少量でも命に関わります。玉ねぎ・チョコレート・キシリトールも危険です。

転落・脱走

ベランダや窓、階段からの転落、玄関からの飛び出し。子猫は網戸を自分で開けることがあります。抱っこからの飛び降りによる骨折も、この時期に多い事故です。

電気コード・すき間

かじって感電する事故があります。家具の裏や洗濯機の下など、入り込んで出られなくなるすき間も塞いでおきましょう。

暑さ・寒さ

体温の調節が未熟です。夏の車内やお留守番中の室温には十分ご注意ください。冬は保温を、ただし低温やけどにも気をつけて。

RED FLAGS

すぐにご連絡ください — 受診の目安

子犬・子猫は体力の蓄えが少なく、大人の犬猫なら数日かけて進む変化が、半日で深刻になることがあります。次のような様子があれば、「様子を見る」より先にご連絡ください。

  • 半日以上、何も食べない/飲まない

    子犬・子猫は蓄えが少なく、絶食が続くと低血糖や脱水に陥りやすい。とくに超小型犬の子犬は数時間で危険になることがあります。

  • 下痢・嘔吐が続く、血が混じる

    寄生虫やウイルス感染、食事の変更が原因のこともあります。小さな体では脱水の進行が速く、様子見が命取りになり得ます。

  • ぐったりして反応が鈍い、体が冷たい

    低血糖・低体温は急速に進みます。毛布で保温しながら、すぐにご連絡ください。

  • けいれん、ふらつき、意識がはっきりしない

    低血糖のほか、先天的な血管の異常(門脈体循環シャント)などが隠れていることがあります。

  • 呼吸が速い・苦しそう、口を開けて呼吸している(猫)

    猫の開口呼吸は緊急性が高いサインです。

  • おもちゃ・ひも・ボタン電池などを飲み込んだ

    腸に詰まると手術が必要になります。「出るのを待つ」のは危険な場合があります。

迷ったときは、まずお電話(03-3788-4688)でご相談ください。気になる様子は症状から探すページからも調べられます。

REFERENCES

もっと詳しく知りたい方へ

このページの内容の背景にある、公的機関・獣医師の学会による情報源です。

Q&A

よくあるご質問

お迎えしてから、いつ病院に連れて行けばよいですか?
元気そうであれば、お家の環境に少し慣れた頃(お迎えから数日〜1週間以内)を目安にお越しください。この最初の受診では、身体検査・体重測定・便検査で健康状態を確認し、その後の予防のスケジュールを一緒に組み立てます。ただし、食べない・下痢や嘔吐が続く・ぐったりしているといった様子があれば、慣らす時間を待たずにすぐご連絡ください。子犬・子猫は体力の蓄えが少なく、状態が急に悪くなることがあります。
ペットショップやブリーダーで1回ワクチンを打っています。続きはどうなりますか?
接種証明書をお持ちください。打った日付・ワクチンの種類を確認し、残りの回数と時期をご案内します。子犬・子猫のワクチンは、母親からもらった免疫(移行抗体)が消えるタイミングに合わせて複数回打つ必要があり、最後の1回は必ず生後16週齢を過ぎてから行います。証明書が手元にない場合も、分かる範囲の情報から一緒に計画を立て直せますのでご相談ください。
ワクチンが全部終わるまで、外に出したり人に会わせたりしない方がよいですか?
感染のリスクを避けることと、社会化の時期を逃さないことの、両方を天秤にかけて考えます。子犬の社会化にとって大切な時期は生後3〜14週齢とされ、ワクチンが完了する頃には終わりに近づいてしまいます。米国の獣医行動学の団体(AVSAB)は、1回目のワクチンから7日以上あいていれば、衛生状態が管理された安全な環境での社会化を進めてよいという立場を示しています。不特定多数の犬が集まる場所や、他の犬の排泄物がある場所は避けつつ、抱っこでの外出や、健康状態のわかっている犬との交流など、その子に合った進め方を診察でご相談ください。
うんちの検査には、どのくらいの便を持って行けばよいですか?
小指の先ほどの少量で十分です。できるだけ新しいもの(当日のもの)を、ラップや清潔な容器に入れてお持ちください。乾燥すると検査がしにくくなるため、密閉して常温でお持ちいただくのが理想です。子犬・子猫は寄生虫を持っていることが珍しくなく、駆虫は複数回に分けて行うのが一般的です。回虫など人にも感染しうる寄生虫があるため、小さなお子さんやご高齢の方と暮らしているご家庭ではとくに大切な検査です。
マイクロチップの登録は必要ですか?
ペットショップやブリーダーから迎えた犬・猫にはマイクロチップが装着され、すでに登録されています。この場合、飼い主さまは所有者の情報を自分に切り替える「変更登録」を、譲り受けた日から30日以内に行う義務があります(環境省のオンラインシステムで手続きします)。譲渡会や知人から迎えた子など、マイクロチップが入っていない場合、装着は努力義務です。犬では、装着・登録することで区への畜犬登録を兼ねられる特例制度もあります。手続きの詳細は狂犬病予防注射のページでご案内しています。
しつけの相談もできますか。パピークラスはありますか?
当院ではパピークラス等の教室は行っていませんが、日常のしつけに関するご相談は診察のなかで受け付けています。トイレ、甘噛み、留守番、夜鳴きなど、気になることは何でもお聞かせください。恐怖や不安が強い、咬みつきなど安全に関わる、といった場合は「行動診療科」として医療の対象になります。その場合はまず体の病気が隠れていないかを確認したうえで、行動学に精通した獣医師のオンライン診療と連携してご対応します。
フードはいつ、どう切り替えればよいですか?
まずは前の飼い主さま(ショップ・ブリーダー)と同じフードを続けてください。環境が変わったばかりの時期に食事まで変えると、下痢をしやすくなります。切り替える場合は、1週間ほどかけて新しいフードの割合を少しずつ増やしていきます。子犬・子猫には成長期用(総合栄養食で「成長期」「全ライフステージ」対応のもの)を選び、量は月齢と体重に応じて調整します。おやつは1日のカロリーの1割程度までを目安に。具体的な量は診察でご案内できますし、食事量の計算ツールもご用意しています。

このページは一般的な情報提供を目的としています。実際の診断・治療方針は その子の状態によって異なります。個別の症状や薬の使い方については、 自己判断せず担当獣医師にご相談ください。

INFORMATION

受診のご案内

〒142-0064 東京都品川区旗の台4-4-19

TEL 03-3788-4688

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