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古谷動物病院古谷動物病院FURUYA ANIMAL CLINICご予約

ECG AND BLOOD PRESSURE

心電図・血圧測定

かたちではなく、はたらきを測る

レントゲンや超音波が心臓の「かたち」を見る検査だとすれば、心電図と血圧はその「はたらき」を測る検査です。どちらも痛みがなく、数分で終わります。それでいて、目に見えない不整脈や高血圧を見つけられます。

  • 生体機能検査
ANESTHESIA麻酔・鎮静
通常は不要です(強く怖がる・興奮する場合は鎮静を使うことがあります)
FASTING絶食
不要です
DURATION検査にかかる時間
それぞれ5〜10分ほど
RESULT結果が出るまで
その場で結果をご説明します

その子の状態・検査の目的によって変わることがあります。実際の進め方は診察でご相談ください。

心電図と血圧測定は、どちらも痛みがなく、数分で終わる検査です。画像では見えない「はたらき」の異常——脈の乱れや、静かに進む高血圧——を見つけるために行います。

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心電図 ― 脈の乱れの正体を確かめる

心電図は、心臓が動くときに生じる電気の流れを波形として記録する検査です。からだにクリップや電極をつけ、数分間じっとしていただくだけで終わります。

不整脈の種類を見分ける

脈が飛ぶ、速すぎる、遅すぎる——聴診で気づいた異常が、経過を見てよいものか、治療や緊急対応が必要なものかを判断します。種類によって対応がまったく変わります。

失神・ふらつきの原因を探る

突然倒れる、意識が飛ぶといった症状の背景に、不整脈が隠れていることがあります。診察中に記録できれば、原因の特定につながります。

麻酔と手術の安全を守る

手術中は心電図を継続的に監視し、麻酔中の変化に即座に対応します。術前に不整脈が分かっていれば、麻酔の計画もそれに合わせて立てられます。

電解質の異常に気づく

カリウムなどの電解質の乱れは、波形の変化として現れることがあります。尿道閉塞など緊急の場面では、この情報が処置の順番を決めます。

一時的な不整脈をつかまえる ― ホルター心電図

診察室で記録できるのは、そのときの数分間だけです。ところが不整脈の多くは、出たり出なかったりします。「失神するのに、病院では正常」ということが起こるのはこのためです。

そこで用いるのがホルター心電図——小型の記録装置を装着して帰宅していただき、24時間ほど連続で心電図を記録する検査です。ふだんの生活の中で、いつ・どんな不整脈が・どのくらいの頻度で出ているのかが分かります。失神やふらつきの原因を確かめるとき、薬を始めたあとの効果を確認するときに力を発揮します。

当院ではホルター心電図が必要と判断した場合、外部の検査機関への委託、または専門的に対応している施設へのご紹介という形でご案内しています。装着そのものは短時間で終わり、痛みはありません。記録が終わったら装置をお返しいただき、解析結果をもとに方針をご説明します。

心電図で分かるのは電気の流れであって、弁の状態や心筋の厚みではありません。心臓の構造を見るのは超音波検査(心エコー)、大きさと肺の状態を見るのはレントゲンの役割です。3つは役割が違い、多くの場合は組み合わせて使います。

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血圧測定 ― 症状が出る前に見つかる異常

高血圧は、それ自体では症状を出しません。しかし放置すると、腎臓・目・脳・心臓を静かに傷つけ続けます。「急に目が見えなくなった」という主訴で来院し、原因が高血圧だったということも珍しくありません。

どんなときに測るか

  • 慢性腎臓病の管理中(腎臓病と高血圧は互いを悪化させます)
  • 甲状腺機能亢進症、副腎皮質機能亢進症などホルモンの病気
  • 心臓病の経過観察
  • 急に目が見えなくなった、瞳が開いたまま、眼の中に出血があるとき
  • 高齢期の健康診断

測り方と、数値の読み方

前肢・後肢・しっぽにカフを巻き、人と同じ要領で測定します。痛みはありません。ただし、1回の数値で判断はしません。動物は診察の緊張だけで血圧が上がるためです(白衣高血圧)。静かな環境で落ち着いてから複数回測り、平均をとります。それでも高い値が続く場合に、治療を検討します。

一般に、収縮期血圧が160mmHgを超える状態が続くと、臓器を傷つけるリスクが高まるとされています。慢性腎臓病では、この血圧の値が国際的なステージ分類(IRIS)のサブステージとしても使われ、治療方針に反映されます。

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検査の流れ

  1. ステップ1落ち着ける環境を整えます

    測定の前に、少し時間を置いて緊張をやわらげます。とくに猫では、この時間が数値の信頼性を左右します。

  2. ステップ2心電図を記録します

    電極をつけ、数分間の波形を記録します。痛みはなく、麻酔も必要ありません。

  3. ステップ3血圧を複数回測ります

    カフを巻いて数回測定し、平均をとります。1回の値では判断しません。

  4. ステップ4結果をご説明します

    その場で数値と波形をお見せしながらご説明します。定期的に測っていく場合は、次回の目安もお伝えします。

04

さらに詳しく知りたい方へ(参考リンク)

より深く知りたい方のために、信頼できる情報源をご紹介します。外部サイトへ移動し、英語のページを含みます。気になる点は、遠慮なく担当獣医師におたずねください。

循環器科・呼吸器科の詳しいご案内を見る あわせて読む:超音波検査(エコー)

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この検査が関わる病気・診療科

この検査で調べる病気

ここに挙げたのは、この検査が診断・経過観察に関わる病気の一部です。実際に何を調べるかは、その子の症状によって変わります。

費用について

検査の費用は、項目の数・院内で行うか外部の検査機関に依頼するか・麻酔の有無によって変わります。必要と考える検査は、目的と概算の費用をご説明したうえで進めますので、気になる点は遠慮なくお聞きください。ご予算に合わせて優先順位をつけることもできます。

はじめてご来院される方へ

ご予約から診察・治療方針のご提案までの流れを、わかりやすくまとめています。

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Q&A

よくあるご質問

心電図では何が分かるのですか。
心臓が動くときの電気の流れを記録し、脈のリズムが乱れていないか、どの種類の不整脈かを調べます。聴診で「脈が飛んでいる」と感じても、それが治療を要するものかどうかは心電図でなければ分かりません。一方、心臓の弁や筋肉の状態は心電図では分からないため、心エコーと組み合わせて評価します。
血圧はどうやって測るのですか。嫌がりませんか。
前肢や後肢、しっぽにカフ(帯)を巻いて測ります。人の血圧測定と同じ要領で、痛みはありません。ただし緊張すると値が上がるため、静かな環境で少し落ち着いてから、数回測って平均をとります。
病院だと血圧が上がってしまうのではありませんか。
そのとおりで、とくに猫では診察の緊張だけで血圧が高く出ることがよくあります(白衣高血圧)。そのため1回の数値で高血圧と判断せず、測定を繰り返したり、日を変えて確認したりします。逆に、緊張していても正常な値であれば、その情報は確かなものとして扱えます。
どんなときに血圧を測るのですか。
慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症、心臓病、副腎の病気がある子では定期的に測ります。これらの病気は高血圧を伴いやすく、高血圧は腎臓・目・脳をさらに傷つけるためです。また、急に目が見えなくなった場合も、高血圧による網膜の障害を疑って測定します。
24時間の心電図(ホルター心電図)はできますか。
対応できます。一時的な不整脈は、診察室での短い記録では捕まえられないことがあるためです。当院では、外部の検査機関への委託、または専門的に対応している施設へのご紹介という形でご案内しています。装着は短時間で終わり、痛みはありません。あわせて、ご自宅で失神やふらつきが起きた際に動画を撮っておいていただけると、診断の大きな助けになります。

このページは一般的な情報提供を目的としています。実際の診断・治療方針は その子の状態によって異なります。個別の症状や薬の使い方については、 自己判断せず担当獣医師にご相談ください。