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古谷動物病院古谷動物病院FURUYA ANIMAL CLINICご予約

DOG VACCINATION

犬のワクチン・予防接種

根拠にもとづき、不要な接種を避けながら必要な免疫を維持します。狂犬病・混合ワクチン・レプトスピラの考え方から、子犬のスケジュール、副反応まで丁寧にご説明します。

  • 抗体検査対応

POLICY

犬のワクチンの種類と当院の方針

犬のワクチンは大きく3種類に分けられます。当院では根拠にもとづき、不要な接種を避けながら、必要な免疫を維持することを大切にしています。

狂犬病

狂犬病ワクチン

狂犬病予防法により、飼い主に毎年の接種が義務付けられています。未接種の場合は20万円以下の罰金の対象となります。

2026年の法改正で通年接種が可能に(毎年1回・品川区の集合注射は4月)

犬ジステンパー・犬伝染性肝炎・パルボウイルス感染症

コアワクチン

致死率の高い感染症を予防します。抗体検査で免疫が十分であれば接種を見送ります。多くの場合、3年以上抗体が持続します。

使用製品:バンガードプラス5(ゾエティス社)

レプトスピラ症(人にもうつる感染症)

レプトスピラ

近年、東京都内でも感染例が増加しています。屋外を散歩するすべての犬への接種を推奨します。免疫の持続期間が短いため、毎年の接種が必要です。

使用製品:バンガードプラスL4(4価)(ゾエティス社)

犬コロナウイルス感染症

非推奨

WSAVA 2024ガイドラインにて接種根拠が不十分とされているため、当院では使用しません。

PUPPY SCHEDULE

子犬の接種スケジュール(初年度)

  1. ステップ1生後6〜8週齢|1回目:混合ワクチン(5種)

    初回は移行抗体の影響で免疫が十分につかない場合があります。できるだけ早めにご来院ください。(バンガードプラス5)

  2. ステップ2生後9〜12週齢(1回目から3〜4週後)|2回目:混合ワクチン+レプトスピラ初回

    レプトスピラワクチンはこの回から開始します。初年度は2回の接種が必要です。(バンガードプラス5/バンガードL4 1回目)

  3. ステップ3生後14〜16週齢以降(必ず16週齢超)|3回目:混合ワクチン+レプトスピラ2回目

    必ず生後16週齢(約4ヶ月)以降に実施します。移行抗体の干渉が消えるタイミングで、最も重要な接種回です。(バンガードプラス5/バンガードL4 2回目)

  4. ステップ43回目接種から4週後以降|抗体検査(ワクチチェック)

    ワクチンが実際に効いているかを血液検査で確認します。外注検査のため、結果は数日後にご連絡します。

  5. ステップ5生後91日(約3ヶ月)以降|狂犬病ワクチン+飼い犬登録

    法律上の義務です。品川区にお住まいの方は、マイクロチップを装着し環境省データベースに登録することで、区窓口への手続きが不要になります(当院で代行可)。

ANTIBODY TEST

抗体検査(ワクチチェック)について

ワクチンを接種しても、すべての犬に同じように免疫がつくわけではありません。抗体検査は、体内に十分な免疫(抗体)が残っているかを血液で調べる検査です。当院ではワクチチェックという外注検査を利用し、少量の採血でジステンパー・犬伝染性肝炎・パルボウイルスの3種について抗体の有無を確認します(結果は数日後)。

検査の詳細は、ワクチチェック公式サイト(スペクトラム ラボ ジャパン)でもご確認いただけます。

検査後に「抗体検査結果」を発行します。科学的にはワクチン接種証明書と同等の証明ですが、ドッグランやペットホテルによっては対応が異なる場合があります。詳しくはスタッフにご相談ください。

LEPTOSPIROSIS

レプトスピラ症と東京都内の状況

東京都はレプトスピラ症の届出件数が全国で2番目に多い都道府県です。2024年には墨田区で犬の感染・死亡例が報告されています。都市部でもネズミの多い環境がリスクとなるため、東京であっても散歩する犬は注意が必要です。感染した野生動物(主にネズミ)の尿が水たまりや土壌を汚染し、散歩中に皮膚や粘膜から感染します。急性腎不全や肝不全を引き起こすことがあり、人にも感染する人獣共通感染症です。

日常でできる感染リスク対策

  • 水たまり・河川・湿った土壌への接触をなるべく避ける(特に台風・大雨の後)
  • 散歩後は足を拭く
  • ネズミが多い場所(廃棄物置き場、古い建物の周辺など)での長時間滞在を避ける
  • 犬の尿を素手で触らない(感染した場合、尿中に菌が排出されることがあります)

RABIES

狂犬病ワクチン(法的義務)

狂犬病は発症するとほぼ100%死に至る感染症です。日本国内での発生は現在抑えられていますが、海外からの持ち込みリスクがあるため、狂犬病予防法により毎年の接種が義務付けられています。

  • 法的根拠:狂犬病予防法第5条。生後91日以上の犬に毎年1回の接種義務。
  • 接種時期:毎年1回。2026年(令和8年度)の狂犬病予防法施行規則の改正により、従来の「4月1日〜6月30日」という時期の限定がなくなり、通年で接種できるようになりました(国は引き続き4〜6月を強化期間として周知)。品川区の集合注射は例年4月中に実施されます。
  • 初回接種:生後91日以降。混合ワクチンから1〜2週間あけて接種します。
  • 注意点:狂犬病予防注射済票の交付申請は毎年品川区への届出が必要です。未接種の場合、狂犬病予防法第27条により20万円以下の罰金の対象となります。

SIDE EFFECTS

副反応について

ワクチン接種後に免疫反応として副反応が起こることがあります。多くは軽度で自然に回復しますが、まれに重篤なアナフィラキシー反応が起こることがあります。

軽度接種後数時間〜翌日

元気がない・食欲低下・注射部位の腫れや痛み

最も多くみられる副反応です。安静にして様子をみてください。翌日改善しない場合は受診をご検討ください。

中度接種後15分〜数時間

顔・目の周りの腫れ(ムーンフェイス)・嘔吐・下痢

アレルギー反応の可能性があります。早めに当院へご連絡ください。

重度(緊急)接種後15分以内が多い

虚脱・呼吸困難・口の中や歯茎の青白さ・意識消失

アナフィラキシーの可能性があり、命に関わる場合があります。すぐに当院または救急動物病院へご連絡ください。

Q&A

よくあるご質問

毎年ワクチンを打たないと病気にかかりますか?
コアワクチン(ジステンパー・肝炎・パルボ)の免疫は多くの場合3年以上持続します。当院では抗体検査(ワクチチェック)を行い、免疫が十分であれば接種を見送ります。一方、レプトスピラと狂犬病は免疫が1年で低下するため、毎年の接種が必要です。
十分な抗体があっても毎年ワクチンを打った方が良いのでは?
抗体が十分にある状態でのワクチン接種は、さらなる免疫向上の効果は限定的です。一方で副反応のリスクは毎回発生します。WSAVAガイドラインも不必要なワクチン接種を避けることを推奨しており、当院もこの方針に従っています。
ドッグランやペットホテルで「1年以内のワクチン証明書」を求められます。
当院では抗体検査結果を発行しており、施設への提示を推奨しています。ただし施設によっては対応が異なる場合があります。当院スタッフが施設への説明をサポートしますのでご相談ください。施設の規定でワクチン証明書が必要な場合は、飼い主様のご判断を尊重します。
レプトスピラワクチンを打っていれば完全に感染を防げますか?
残念ながら完全な予防は保証できません。ワクチンの4血清型と国内の主要流行株が完全には一致しないためです。ただし感染リスクを一定程度低減でき、重症化を防ぐ効果が期待できることから、東京都内での感染報告増加を踏まえて推奨しています。水たまりへの接触を避けるなどの日常対策も併せてお願いします。
子犬はいつから病院に連れて行けばいいですか?
生後6〜8週齢(生後約1.5〜2ヶ月)が目安です。できるだけ早くご来院いただき、スケジュールを一緒に組み立てましょう。初年度の接種が完了する前(3回目の混合ワクチン接種前)は、不特定多数の犬が集まる場所への連れ出しは控えることをおすすめします。
高齢犬もワクチンが必要ですか?
高齢になっても基本的にワクチン接種は推奨されます。ただし持病や免疫力の低下がある場合は、接種のリスクと効果を個別に判断します。狂犬病ワクチンは法律上の義務です。コアワクチンについては抗体検査で確認し、必要な場合のみ接種することで、不要な負担を避けます。
品川区のマイクロチップ登録について教えてください。
品川区では令和4年6月から狂犬病予防法の特例制度が適用されています。マイクロチップを装着した犬について、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトでオンライン登録を行うと、品川区窓口への鑑札交付申請が不要になります。ただし、毎年の狂犬病予防注射済票の交付申請は引き続き品川区への届出が必要です。当院での接種後に代行手続きが可能です。

このページは一般的な情報提供を目的としています。実際の診断・治療方針は その子の状態によって異なります。個別の症状や薬の使い方については、 自己判断せず担当獣医師にご相談ください。

INFORMATION

受診のご案内

〒142-0064 東京都品川区旗の台4-4-19

TEL 03-3788-4688

  • 東急大井町線・池上線旗の台駅」より徒歩5
  • 東急大井町線荏原町駅」より徒歩3

病院前に1台分駐車できます。使用中の場合は近隣の提携パーキングをご利用ください(1時間分のサービス券をお渡ししています)。

ご予約優先制です。

古谷動物病院の診療時間。休診日は日曜日・祝日
診療時間
9:00〜11:30
16:00〜18:3016:00〜18:00

休診日日曜日・祝日

  • 土曜日の午後は18:00までとなります。
  • 初診は随時受け付けております。
  • 往診・トリミング・麻酔処置は事前のご予約が必要です。