診療対象動物
犬・猫
診療内容
一般診療
当院では「総合診療」として、「病気ではなく患者さんを診る」ことを大切にしております。
普段の様子を知っていると、病気になった時や治療が必要な時に早期に気がつくことが出来たり、よりストレスを軽くすることが出来ます。
ご近所の方はお散歩の際に、是非おやつをもらいに病院に寄ってください。
また処方食をはじめペットフードの選び方やペットのしつけ方などのアドバイスもさせていただいております。
診療にあたっては、インフォームドコンセントを大切にしておりますので、不明な点はご遠慮なくお尋ねください。
入院設備
ICU・保育器・一般入院施設を完備しています。動物へのストレスを最小限にするために、入院期間はできるだけ短くするよう努めています。
やむを得ず入院する場合はスタッフ一同愛情を持って看護し、1日でも早く退院できるようサポートしています。
また入院中の面会やお電話にてご様子をお伝えすることも可能です。
安静を保つためご面会を遠慮していただく場合もありますのでご相談ください。
予防
各種混合ワクチン接種、狂犬病予防接種、およびフィラリア予防薬(皮膚に滴下・内服)、ノミ・ダ二予防薬(皮膚に滴下・内服)を処方しています。
漢方
当院では、現代医学(西洋医学)のほか中国伝統医学(漢方)を取り入れた診療を行っています。
漢方は、動物が本来持っている免疫力や自然治癒力を高め体のバランスを整えることでペットの健康を維持することができます。
病気ではなさそうだけど何となく元気がない、お腹をこわしやすい、皮膚が弱い、ストレスで毛を抜いてしまうなどの症状がある場合は是非ご相談ください。
→日本ペット中医学研究会
避妊・去勢手術
生後6か月以上の犬と猫に実施しています。術前の診察と血液検査をさせていただきますので予約が必要となります。品川区にお住まいで猫を飼育されている方は、「品川区飼い猫の不妊・去勢手術費の一部助成」が受けられます。(品川区保険所生活衛生課庶務係)電話:03-5742-9132
往診
予約制となりますので、ご希望の方はご連絡ください。
2次診療
2次診療が必要な症例につきましては、大学病院など高度動物医療センターにご紹介させていただきますが、飼い主様のご負担がかからないよう診断後の治療はできる限り当院で行わせていただきます。
夜間救急診療および日曜・祝日の診療
夜間(20時~翌朝6時)は、TRVA 夜間救急動物医療センター(電話:03-5760-1212)にご連絡ください。
当院はTRVA夜間救急動物医療センターの発起人・基金拠出病院であり、受診後も連携をとってご対応致します。
日曜日・祝日は当番のスタッフがおりますがご対応に限りがありますので、緊急の場合はTRVA夜間救急動物医療センターにご連絡ください。
マイクロチップ
マイクロチップは動物の固体識別のために犬・猫では頚部の皮下に1cmほどのチップを注射器で挿入します。動物が万が一失踪して、動物病院や収容施設に連れてこられた時、その動物にマイクロチップが入っていれば、すぐに飼い主様に連絡することができます。また地震など災害時にもマイクロチップは有用です。
マイクロチップを挿入するには手術が必要だと勘違いされている方が多いようですが、ワクチン接種時のように一瞬の注射で終わりますし、動物にもダメージはありません。
最近は動物を一緒に連れて海外赴任される方が多くなりましたが、検疫のためマイクロチップを挿入してから数回の狂犬病予防接種と血清抗体価の測定を義務づけている国がほとんどです。渡航予定のある方は早めに準備をしなくてはなりませんので事前にお尋ねください。
設備
より正確な診断をするために、血液検査器・X線・超音波診断装置・上部消化管内視鏡・眼圧計などを設備しています。
その他
カード対応
ご利用いただけるカードは以下の7種類となっております。
JCB・AMEX・DC・UC・MASTER・DINERS・VISA
健保対応
当院は、アニコム「どうぶつ健保」、「アイペットクラブ」に対応しております。受付にてお申し付けください。
ペットと海外渡航(海外赴任、海外旅行)
ペットと一緒に海外へ行かれる飼い主様へ
ペットを海外へ連れて行くためには、私たちと同じように出国・入国審査があります(輸出・輸入検疫)。この審査を動物検疫と呼んでいます。ペットには、パスポートこそありませんが、ペットの愛称ではなく、マイクロチップのID番号で個体識別されます。
当院では、ペットと飼い主様が無事に目的国に入国できるよう検疫書類の作成をしております。動物検疫の方法とそれに必要な書類は渡航国によってさまざまです。ここでは、日本出国から渡航国への入国までの基本的な手順を簡単に説明します。
- 渡航先の入国(輸入)条件の確認と検疫書類の入手(渡航国の在日大使館のホームページか検疫当局のホームページで確認できます。検疫制度自体がない国もあります。)
- マイクロチップの装着
- 狂犬病の予防注射(複数回)
- 狂犬病ウィルスに対する抗体価測定
- 混合ワクチンの接種(任意)
- 出国検疫(輸出検査)の事前連絡(出発空港の動物検疫所)
- 出国10日以内の開業獣医師による健康証明書の発行
- 出国検疫(輸出検査)
渡航先の検疫制度により必ずしも狂犬病の予防注射や抗体価測定は必要ありません。しかし、短期でも長期でも日本に帰国する予定がある場合には、予防注射と抗体価検査をすることをお勧めいたします。なぜなら、農林水産大臣が指定する地域以外からの日本への帰国(輸入)には、抗体価検査のための採血日から滞在国での180日間の待機があり、すぐには帰国できないからです。一定の条件を満たしていれば、滞在国での待機が不要で帰国が可能です。
詳しい検疫制度については、下記のリンクをご参照ください。
Link
日本: 農林水産省 動物検疫所 ペットの輸出入
農林水産省 動物検疫所 犬、猫の旅行・短期滞在編
渡航国:
アメリカ大使館
イギリス大使館
オランダ大使館
ドイツ大使館
フランス大使館
オーストラリア大使館
ニュージーランド大使館
スペイン大使館
スウェーデン大使館
デンマーク大使館
ペットドックについて
当院では、大切な家族の健康を守るため、ペットドック(スクリーニング検査)を実施しています。動物も人間同様多くの病気にかかります。しかし、動物たちは、病状を自分で伝えることができないため、飼い主様が症状に気が付いた時には、すでに病気が進行していることがほとんどです。そのような病気も早期に発見して治療を行えば治ることがあります。また治らなくても病気の進行を遅らせ、苦痛を軽減できる場合もあります。
ペットドックでは、複数の検査を同時に行うことで、多くの病気の早期発見につながり、さらに健康時のデータを毎年更新することで、今後の病気の予防も可能となります。
動物たちが健康に生活できるよう、スタッフ一同全力でサポートさせていただきます。
ペットドックは予約制となっていますので、事前にご連絡をお願いいたします。
ペットドックの内容(費用 16,000円+税)
- 一般診察
- 血液検査(血算+生化学16項目)
- レントゲン検査(胸部)
- 超音波検査(腹部)
- 眼底検査
- 尿検査 糞便検査
*上記以外の検査費用は別途となります。